お父さんのたまご焼き

おとたま

民間から公務員への転職のコツ、ときどき個人的な趣味のブログ

1日でできる夏休みの自由研究。おうち防災マップを作ってみませんか?

おうち防災マップ

子どもの夏休みの自由研究、何がいいかなぁ・・・

この記事は、そんな悩みを持つあなたのために用意しました。

どうも、元防災担当の公務員だったお父さんのたまご焼き(@ototama46)です。

夏休みの自由研究、頭が痛いですよね?

そんな悩みをお持ちのあなたに、この記事では、

  • 小さい子供でも簡単(1日でできちゃう)
  • 家族でワイワイ作れる
  • 役に立つ

と三拍子そろった夏休みの自由研究にうってつけの課題を紹介します。

それは、

おうち防災マップ!

わたし、市民向け防災講座で防災マップ作りを企画したときに「防災マップ作りって子どもにとってもおもしろそうだし、家族にも役立ちそう」と思ってました。

わたしの子どもはまだ小さいので、小学生になったときに忘れないようにとブログ記事にしました。

今年の夏休みは、春のコロナ休校のせいで全国的に短くなっています。

このおうち防災マップなら1日でもできてしまいます。

ぜひ参考にしてみてください。


防災マップとは

防災マップとは、

  • その場所周辺にはどんな災害が予想されるか?
  • 災害が起きたときに危険な場所はどこか?
  • 安全な場所はどこか?

を地図にまとめたものです。

Disaster Imagination Game ( DIG )とも呼ばれています。

なぜ、低学年にはお家の防災マップなのか

私が企画した市民向け講座はもちろん参加者は大人なので、地域全体(お住まいの自治体全域)の防災マップを作成してもらいました。

目的は、自分が住んでいる場所にはどんな危険があるのか、また、同じ自治体でも地域によって予想される災害、それに伴う被害が異なることを知ってもらうことです。

ただし、そのときは紙の資料(データ)からマップを作ってもらったんですが、同じやり方では小学生の自由研究としては少し物足りない。

やっぱり、自分の手と足で稼がないと。

そこで、低学年が自力で調べられる範囲として、また、家族で話し合いながら作ることができる「自分のおうち防災マップ」を提案します。

もう少し年齢があがれば「ちいき(地域)防災マップ」に挑戦してみてはいかがですか?

おうち防災マップの作り方

作り方は簡単です。

まずは家の間取り図を用意しましょう

間取り図

マップのための白地図を用意しましょう。

といっても、あなたの家の間取り図なんて売っているわけはないので、自分で書いちゃいましょう。
別に部屋の大きさとか正確じゃなくていいですが全部書いてください。お風呂場もトイレも玄関も。

もちろん、配置や数は正確に書いてくださいね。

ない部屋書いても仕方がないですから。

2階建てなら2階も用意しておくといいですね。子ども部屋とか重要ですから。

テレビや家具を間取り図に書き込みましょう

次は、家の中の状況を間取り図に書き込みましょう。

家具やテレビの位置。コンセントの位置なんかも書き込みましょう。

部屋の電灯の設置状況(落ちてくるかどうか)やスイッチの位置も重要ですね。

このあたりは、のちほど危険な場所や安全な場所を考えるときに重要な情報となります。

地震をイメージした「おうち防災マップ」を作ろう

地震波形と家

災害によって、おうちの中の危険な場所や安全な場所は異なります。

地震なら火を使う台所や背の高い家具の近くは危険な場所になりますが、台風とかだと窓の近くとかになります。

だから、どんな災害をイメージして作るかで同じおうちの中でも危険な場所が違ってくるんです。

日本は地震大国です。

だから、どんなおうちでも地震によるリスクはあると思いますので、まずは地震をイメージした「おうち防災マップ」を作ってみましょう。

危険な場所はどこ?

どこか?探す人形

防災マップとは、危険な場所安全な場所を把握するために作成するものです。

ですから、地震が起きたときに、おうちの中で危険な場所をはじめに探して見ましょう。

危険な場所や情報は「赤色」で書き込みましょう。危険な感じがしますよね。

最初は火を使う台所ですね。

料理とかで火を使っているときに大きな地震がくると、油などに火がうつって火事になっちゃいますよね。

一昔前は「地震がきたら火を消しましょう」と言われていましたが、今は「揺れがおさまったら火を消しましょう」になりました。

揺れてる最中に火を消しにいくと、油とかがこぼれて引火して危ないからです。

ただし、最近のコンロはある一定程度の揺れを感じると自動的に火が消える仕組みになっているものもありますので、あなたのおうちのコンロの機能を確認しておきましょう。

防災は時代とともに常識が変化してます。

つぎは、背の高い家具やテレビですね。

ツッパリ棒などで転倒防止していれば、その状況も書き込みましょう。


対策しているところは対策の状況も書き込んでおきましょう。

あとで見返したときに対策が足りていない場所がみつかります。

あと、コンセントまわりですね。

たこ足配線になっていないかどうかとか誇りがたまっていないかどうかとか確認して書き込んでください。

阪神・淡路大震災では、停電後に電気が回復した際に電気製品や傷ついた配線からの火花で火災が起きています。

通電火災ってやつです。

安全な場所はどこ?

ひと通り危険な場所を書き込むと、何も書かれてない場所が浮かび上がってきます。

そこが、あなたのおうちの安全地帯です。

もし「そんな場所ないよ・・・」なんて時は、できあがった「おうち防災マップ」を利用して、そのような場所を作りましょう。

家具の転倒防止だったり配置を変えたりして、地震がいつ起きても身の安全が確保できるスペースを作りましょう。

そして、その場所を家で地震にあったときの家の中の集合場所にしましょう。

これを決めておくと、特に夜中に地震にあったときに、家族を探し回る必要がなくなります。そこにみんなが自力で集まってきますから。

こない家族だけ探せばすみます。

そのほかの役に立つ情報も書き込もう

食料などの備蓄品の保管場所も書き込みましょう。

あと、懐中電灯がおいてある場所も重要です。意外と忘れてたりするので。

こんな所にも置いていたっけ?って。

夜、停電の中、家族を探し回るのは、足元がどうなっているかわからないから、危ないです。ガラスとかでケガしますよ。

トイレとかお風呂なんかは、もし水を貯めているのなら、そのことも書いておきましょう。

飲料水以外の水も災害時には必要なので。

家族で話し合って「おうち防災マップ」を作りましょう

ぜひ、お子さんだけでなく家族みんなで作りましょう!

あーでもない、こーでもないと家族で話し合ってみて下さい。

防災の話って、家族みんなで話す機会ってなかなかないから、この夏休みの自由研究をキッカケにしてみてはいかがですか?


POINT

  1. 自分の家の間取り図を用意する
  2. イメージする災害を決める(最初は地震で)
  3. 危険な場所を赤字で書き込む
  4. 安全地帯を見つけ出す
  5. 役に立つ情報も書き込む

以上、よろしくお願い申し上げます。