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地震だ!電話が繋がらない。そんな時こそ171などの災害用伝言板を利用しよう

地震・電話・つながらない・災害用伝言板

災害のとき、家族と電話がつながらないけど、どうやって連絡すればいいんだろう・・・

この記事はそんな不安を持つあなたに用意しました。

ご訪問お待ちしておりました。

元防災担当の現役公務員、おとたま(@ototama46)です。

災害時、電話は必ずつながりにくくなります。

主な原因は3つ。

  1. 通信設備の故障や停電による電源喪失
  2. 被災地内外から安否確認のため通話増
  3. 電話会社による回線の規制

1つ目や3つ目は自分では解決できませんが2つ目は違います。

災害が起きると心情的に「大丈夫かな・・・?」と思って直接、声が聞きたくなり電話をかけてしまいますよね?

でも、大体つながらない、つながったとしてもかなり時間が経ったあとということがほとんどだと思います。

総務省の調査では、東日本大震災の直後も、携帯電話事業者によっては、最大で平常時の約50~60倍以上の通話が一時的に集中したとの結果があります。
総務省|安全・信頼性の向上|災害用伝言サービスより)

声を聞きたい気持ちもわかりますが、あなたが確認したいのは大切な人の安否なんですから声を聞かずとも安否が確認できれば十分。

だから、いつ繋がるかわからない電話を不安な中かけ続けるよりも、災害時だからこそ使える安否確認サービスを利用して、いち早く安否を確認しあって安心するほうが得策です。

この記事では各社の災害用伝言板サービスをご紹介します。

NTTとご自分の携帯電話会社の災害用伝言版サービスを確認して、ぜひ、


まだ災害が起きてないうちに利用体験して、みんなでいざというときに備えよう!


災害用伝言ダイヤル(171)

災害用伝言171・電話
災害用伝言ダイヤル(171)は直接、声を残すタイプの安否確認サービスでNTTが提供しています。

災害用伝言ダイヤルが利用可能な電話は、固定電話、公衆電話、INSネット・ひかり電話(ダイヤル式以外)及び、災害時にNTTが避難所などに設置する災害時用公衆電話になります。

もちろん、ガラケーやスマホからも利用できます。

もちろん、格安スマホからも利用可能。

利用方法はすごく簡単。

  1. 171へ電話をかける
  2. 録音または再生を選択
  3. 電話番号を登録
  4. ガイダンスに従って録音・再生


※こちらの災害用伝言ダイヤル171の利用方法をプリントアウトして携帯しましょう。

基本、電話のガイダンスどおりに進めていけば録音・再生できますが、しかし、1点注意することがあります。

3番目の電話番号の登録です。

171に入力する番号は何も見ずに覚えている電話番号

再生の時にも電話番号を入力するんですが、録音者が録音した時に入力した電話番号を入力することとなります。

つまり、再生する人が何も見ずに入力できる電話番号じゃないと意味がありません。

ちなみに、登録できる電話番号は、被災地の方などの加入電話・ISDN・ひかり電話・携帯電話・PHS・IP電話の電話番号になります。

なお、固定電話の番号は市外局番から入力する必要があります

つい、携帯電話で録音すると自分の携帯電話番号とか入力したくなりますが、あなたの安否を確認したい人はあなたの携帯番号を覚えていますか?

あなたが安否を確認したい人の携帯電話番号をあなたは覚えていますか?

おそらく、携帯の電話帳を見ずにスラスラ言える人って、ほとんどいなんじゃないでしょうか?

わたしも奥さんの携帯番号はまったく覚えていません。080なのか090なのかさえわかりません。

だから、携帯電話番号を入力するのは有効的ではありません。

171には家の固定電話の番号を入力するよう、あらかじめ決めておくこと

最近は家の電話を設置していない人もいるので万能ではありませんが、家の固定電話がある人は家の電話番号にしましょう。

家の電話番号なら何も見ずともスラスラ出てくるんじゃないでしょうか。

なお、家の電話番号を入力するときは市外局番から入力することになりますのでご注意くださいね。

災害用伝言板(web171):パソコンやスマートフォンから電話番号へ文字を登録・確認

web171・スマホ・パソコン

これは、ネットを利用して特定の電話番号の相手にメッセージを残せるサービスです。

スマホユーザーであれば、こちらのweb171のほうが画面を見ながら操作できるので直感的に使いやすいサービスでしょう。

また、web171から書き込んだ情報は、先ほどの災害用伝言ダイヤル(171)とも伝言を共有していますので、スマホユーザーなんかはweb171のほうが便利ですね。

災害用伝言板:携帯電話・PHSのインターネット回線を使って文字を登録・確認

このサービスは各携帯電話会社がサービスを提供していますので、固定電話からではなく携帯電話やスマホ、PHSから利用できます。

仕組みとしては、NTTが提供している電話による171やweb171を携帯各社がサービス提供しているとお考え下さい。

サービスの詳細と利用方法は各社のホームページで確認できます。

ちなみにガラケーユーザーは、各携帯端末のインターネットサービスのトップページ(au oneとか)に大体リンクがありますので、こちらのサービスが使いやすいです。

もちろん、ドコモユーザーがソフトバンクユーザーやauユーザーの安否を確認することができます。

また、このサービスは安否を知らせたい、確認したい電話番号は携帯電話番号になりますので注意ください。

災害用音声お届けサービス:スマートフォンの専用アプリにより、音声メッセージを送信

災害用伝言・スマホ・アプリ
このサービスは各社の専用アプリから安否を音声で伝えるサービスです。

利用方法は各携帯会社のホームページで確認できます(わたしは格安スマホユーザーなので利用できません…)。

安否を確認する方法は家族で事前に決めて利用体験するべし

災害は突然、あなたを襲ってきます。

災害時、被災地に電話が集中し電話がつながらず不安になることを私たちは今まで何回も経験してきました。

だからこそ、直接電話しないでも相手の安否を確認できるサービスが色々と整えられてきました。

しかし、どのサービスも決してサービス側が「安否確認の連絡が入っていますよ」とは教えてくれません。

一部、メールを送信してくれるサービスもありますが、それも発信側が事前に登録しておいた人にだけなので、知りたい人全員ではありません。

だから、家族などとどのサービスを利用して安否確認をするのか事前に決めておく必要があるんです。

そして、災害が起こってないときにサービスを利用体験しておく必要があるんです。

災害の時なんかパニックで冷静でいられないので、何事もそうですが練習なしに本番はうまくいきません。

各サービスでは利用体験できる期間がありますので、ぜひ家族全員で利用体験してください。

災害は自分の身に降りかかるまで、いつまでも自分事にならないのが現状です。


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ですから、まずはサービスを利用体験して、災害を身近に感じてみましょう。

以上、よろしくお願い申しあげます。

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