30・40代必見‼公務員に転職してよかったのは給料より時間と心の余裕
公務員って、やっぱりいいのかなぁ?
この記事はそんな疑問を持つあなたのために用意しました。
ご訪問おまちしておりました。公務員ブロガーのおとたま(@ototama46)です。
なんとなく公務員にあこがれるけど、ホントに公務員っていいのかなぁって思いますよね。
国家公務員はブラック企業だの、職員は不祥事で捕まるなど世間に出てくる公務員のニュースは暗いものばかり。
だから、あなたがそんな風に思うのも仕方がないかもしれません。
でも、実際に民間企業から公務員へ転職したわたしの答えは、
公務員に転職して一番よかったのは、お金よりも時間と心の安定を手に入れたことかな
こちらの記事にも書きましたが、わたしは民間企業から公務員に転職しました。
「定型事務ばかりでつまらない」、「前例踏襲で考え方が古い」とか言われますが、確かにそう感じる場面はたくさんあります。
でも、そうであるからこそ社会人経験・民間企業経験が活きてきます。
役所は今、まさに昔の役所体質と新しい仕事感が入り交じっている状態です。そんな今だからこそ、社会でもまれてバランス感覚がある社会人経験者が役所に必要なんです。
上層部もそんな社会人経験者に期待しています(わたしも期待されています)。
ぜひ、あなたのその社会で揉まれまくった経験を役所で活かしてみませんか?
この記事では、転職で気になる休みなどの福利厚生面と給料だけじゃないお金の話など、転職して「よかった」点をまとめてみました。
あなたの経験を生かせる部署がきっとあります。この記事を読んで公務員への転職を考えてみませんか?
【福利厚生】休暇や待遇面などよかったこと
私が感じる休暇や勤務時間、待遇といった点のメリットは次の通り。
POINT
- 土・日・祝日は原則、休み
- 全就業時間は民間時代より3割少ない
- 早出がほとんどないので起床時間が安定
- 民間経験はやっぱり期待される
土・日・祝日は原則、休み
役所はカレンダー通りに休みとなります。
あと、年末年始も休みです。
図書館勤務などは逆に、基本的に土・日勤務になりますが、シフト制で土日のどちらかは休めて月に1回は土日つづけて休みなります。
また、役所に入るまで知らなかったんですが、休日に関して民間との違いが2つあります。
夏休みがない
1つは夏休みがありません。
役所はカレンダー通りに営業してますから「お盆休み」という考えがありません。
その代わりとして夏休みに相当する休みが有給休暇とは別にもらえます。
貰える日数は自治体によって異なり、だいたい4~6日ぐらいです。
休みは条例で決まっている
2つ目は、役所の休みは勝手に作れません。
各自治体などの条例で定められています。
よく、民間ではGW中の平日を休みにして長期連休なんて話がニュースになりますが、それを役所はやりたくてもできません。
なぜなら、役所の休みは各自治体の条例で決まっています。
まぁ、有給休暇を使うと大型連休は可能なので大きな問題ではなく、私は毎年1週間の連休を有給休暇を夏休み休暇と合わせて取得してます。
長期休暇は、民間の時はなかなか難しかったですが、今は結構、気楽にとれちゃいます。
全就業時間は民間時代より約3割減
私が感じる公務員への転職最大のメリットは働く時間が短くなったことです。
もちろん部署にもよりますが、わたしは短くなりました。
同期の社会人採用者に聞いても同じ感覚です。
民間時代は月に60時間ぐらいは残業していたので、正規の時間と併せると月220時間ぐらい。
それが今は月に170時間ぐらいなので、だいたい3割減りました。
入庁1年目、同期は「初めて、ゴールデンウィークをカレンダー通り休めた」と言ってました。
わたしの場合、基本的に毎日5時15分に仕事が終わり、家で7時には晩ご飯。
その後9時まで子どもたちや奥さんと遊んだり、お風呂入ったり。
子どもたちが9時に寝たら、1人でジョギングに出かけるのが毎日の基本ルーティーンです。
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おかげで、大学時代から20年間やせなかったのに、転職を機に時間ができたのでジョギングを始めたら10kgのダイエットに成功しました。
自分のための時間が増える。
これも転職で得られるメリットです。
起床時間が一定
前の仕事では現場仕事が多く朝が早かったため、残業がなくて7時に帰ってきても、夜はクタクタ。
夜に時間があってもジョギングなんてムリでした。
しかも、事務所仕事と現場仕事が不規則にある仕事だったので、ある日は5時に起きて、次の日は7時に起きてと、起床時間が不規則なのは結構きつかったですね。
それに比べ、公務員の仕事は基本的に朝はないので、早起きが不規則に存在しなくなったってことがなくなっただけでも体力的にすごく楽になりました。
通勤時間が1時間の場所に住めたことも大きいですが、朝早くないことで生活リズムが安定したおかげか体力的・精神的にスゴく楽になりました。
外部経験があるというだけで期待される
役所は定期的に人事異動があります。
基本、役所の人事異動は転職と同じです。
わたしもまったく知らない仕事の職場に異動したことがあります。
しかし、住民からしてみれば、その人がその仕事に対して新人かベテランかなんてわからないし関係ないので、一日も早く仕事を覚える必要があるし、職場になじむ必要があります。
このあたりを克服するために、民間企業から公務員になろうと思っている人はコミュニケーション力が必要かもしれません。
年下(20歳とかもありえます)でも、職場に自分より先に所属していれば当然仕事に詳しいので、その年下の職員にわからないことを素直に聞けないようでは、定期的に人事異動がある役所仕事はちょっと辛いかもしれませんね。
また、民間から転職してくると年下の上司も十分ありえる(今は民間でも十分ありえます)ので、「民間では~」なんてことばっかり言ってると生粋の公務員の人たちから反感を買う可能性がありますよ。
その辺もうまくコミュニケーションが取れる人でないと難しい立場になっちゃいます。
とはいえ、生粋の公務員の人たちの中には役所のゆるい体質に危機感を持っており、厳しい民間での経験を持っていることに対してすごく期待してくれている管理職もいます。
やたらと民間風を吹かせる必要はありませんが、適度に公務員体質をdisるぐらいは期待されていると思いますよ。
勝手な推測ですが・・・。
【金銭面】お金の面でよかったこと
民間企業で倒産やリストラを経験したからこそ、わたしが感じるメリットは次の2点。
POINT
- 利益を上げなくていい
- やっぱり給料は安定
利益を上げる必要がない
これはみなさんのイメージ通りですが、役所仕事は利益を求めないので、出て行くお金に対して厳しくはないです。
基本的には入札で業者と価格交渉して利益を増やす必要もありませんので、予算内であれば満額であろうと問題はありません。
ただ、民間と違って自分たちでお金を稼げないため使えるお金に限度(予算)があります。
もちろん、残業代にも予算がありますので、予算以上の残業代は払えないため青天井に残業代がもらえるわけではないのです。
だからといって、もちろんサービス残業はないですが、休日出勤は原則、振替休日を取得することとなっています。
民間は収入(売上・利益)へのプレッシャーがありますが、役所は支出へのプレッシャーがあります。
使えるお金に限度があるということは、例えば、入札がうまくいかなくても簡単には価格を高くできないということになります。
民間であれば価格を高くしたりできるのですが、役所の仕事は支出に限度があるため、価格を上げることができないのです。
この辺は、意外と知られていないのではないでしょうか。
とはいえ、民間ほどお金にシビアではないのは確かです。
やっぱり給料は安定している
基本的に給料は数千円ずつですが毎年上がっていきます。
大きな成果をあげてもあげなくても、みんな同じぐらいずつ上がっていきます。
わたしは民間時代に、給与10%カット+ボーナス50%カットを経験したことがありますので、がんばって仕事しても報われないかもしれないが定期的に給料が上がっていく方が精神的にはいいですね。
この辺は意見が分かれるところでしょう。
ちなみに昇給とは話がそれますが、入庁して1年たったぐらいに家を買いましたが住宅ローンはあっさり通りました。
その時は「やっぱ、公務員の信用力ってスゲ~」って思いました。
よくなかったことはただ1つ。はじめ、給料はほぼ民間時代より低くなる
公務員へ転職してよくなかったことは、やはり転職当初に給料が下がることです。
30代後半から40代の人だと間違いなく下がります。民間時代の約2割ぐらいは下がると思っていいでしょう。
でも、自分次第で他の転職者より早く民間の水準まで戻すことはできますので、最初に下がることは実はそれほど大きなデメリットではありません。
よかったことはお金の安定だけじゃない
民間企業で倒産やリストラを経験したからこそ、私が感じる公務員への転職メリットは次の通りです。
POINT
- 基本、土日休み
- 就業時間が短くなった
- 起床時間が一定
- 意外と期待されている
- あまりお金を気にしなくてよい
- やっぱり、給料が安定している
いまでも公務員へホントに転職してよかったと思います。
いろんな意味で、人生が変わったし価値観も変わりました。
とにかく時間と心が安定していることが、わたしにとっては何より一番です。
子どもと遊ぶ時間はたくさんあるし、家庭菜園やったりブログを書く時間もできたし。
現在7年目ですが一度も辞めたいと思ったことはありません。
ずばり、あなたも、公務員への転職してみませんか?
以上、よろしくお願い申し上げます。
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