【防災対策は難しくない】経験していない人にとっては、結局、災害は他人事
どうも、おとたま(@ototama46)です。
みなさん、3月11日、どこで何をしていましたでしょうか。
私は午前中、防災関連のイベントにムスメと参加し、午後はそのまま、出先で遊んでいました。
世間は、あまり3.11であることを感じない雰囲気でした。
やっぱり、災害は当事者でなければ想像できない。
みんな、他人事なんですよ。
夜、ニュースなどで午後2時46分に行政無線からサイレンが流れて、黙祷をしているシーンが映っていました。
あのサイレンの音は当日も流れていたはず。
今年もサイレンの音は、「被災者みんなに届け!」とばかりに力強く流れていました。
あの音を聞くと、元防災担当として胸が熱くなります。
どれだけやってますか。
阪神・淡路大震災から20年以上、東日本大震災から7年が経ちました。
みなさん、なにか対策してますか?
寝室で寝ている時に地震が起こったら、自分の上に物は落ちてきませんか。突っ張り棒などによる家具の転倒・落下防止やってます?
近くの避難場所・避難所の場所、情報収集方法、などなど把握してます?
わが家は、寝室には一切ものはなく、背の高い家具などは突っ張り棒を設置してます。災害の時、家でなくなる人の多くは家財道具の転倒による圧死です(阪神大震災で死者の約7割)
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平安伸銅工業 家具転倒防止突っ張り棒 ホワイト取付高さ27~35cm REQ-27
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わが家は寝室で手の届くところに懐中電灯やスリッパの準備、災害伝言ダイヤルのルール決め、食糧等の備蓄など、それなりの対策をしています。
調べればいくらでも情報は手に入ります
公務員だからいろいろ知ってるから、対策できるんでしょ?
って思った、あなた。
いま、このブログを何で読んでいますか?
パソコン?スマホ?
それがあれば、今すぐ調べられるでしょ?公務員じゃなくても情報は手に入りますよ。
多くの行政、専門家が情報を提供しています。
あなたが、入手しようとしないだけです。
よく、行政が知らせてくれれば・・・という話も聞きますが、行政は色々な手段でお知らせしています。行政無線は聞こえない、インターネットがない、もよく言われますが、テレビはあるでしょ?NHKのデータ放送でお知らせしていますよ。データ放送がわからない? データ放送見なくても、ニュース見てれば速報でますよね。あれで十分です。
災害が起きそうなときにニュースを見ないなら、結局、入手しようとしていないだけです。情報はあなたの目の前にあるんです。入手しようとしてないんです。
自分だけは助かると思ってる
防災対策で、よく備蓄の話が取り上げられます。自宅には家族全員分の3日分の水と食料を備蓄しましょう、とか。乳幼児やお年寄りに合わせた備蓄も必要とか。
でも、よく考えてください。
備蓄って、生きてなきゃ食べられない、水も飲めないですよね?
備蓄の話の前に、まず、災害発生直後に助かるにはどうすればいいかを考えるべきじゃないでしょうか。備蓄の話をするってことは、生き延びる前提なんですよ、みなさん。そのことに気づいてますか?
今、災害が起きても、自分の身を守れます?
自分と家族の身は自分で守るしかない
災害発生時、あなたを守れるのは『あなた』しかいないんです。そのための努力をしていますか?
私は公務員なので、災害が起これば役所に参集しなければなりません。大災害になれば、場合によっては一週間ぐらい帰ってこれないかも。家族の安否も確認できないかもしれない。もちろん、家族と一緒の時に被災すれば、家族の安全を確保してから参集します。でも、最終的には、家族を残して役所に参集しなければなりません。
だから、残した家族が、わたしがいなくても何とかできるよう準備しています。
食料や水の備蓄は当然ながら、可能な限り避難所へは行くなと家族に言ってます。乳幼児を抱えての避難所生活はムリです。どんなに配慮されていても、多分、ムリです。ストレスになるだけです。だから、自宅で避難生活ができるよう、いろいろ準備しています。
私は平常時から、家の中で死ない対策と災害発生後のことを考えて、できる限りの準備はしています。自分と家族が災害から生き延びる準備をしています。
他人事じゃすまない
いろいろ書きましたが、結局、なんにも準備できてない人にとって、災害は、どこか遠くで起きた他人事なんです。
災害が起きて、死んでしまっては元も子もないんです。
いままで多くの方々が、災害に巻き込まれて亡くなられてます。彼ら・彼女らは、自分の命と引き換えに、生き延びた我々に教えてくれているんです。
他人事じゃないって。
行政は、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震を経験し、色々な取り組みを進め、進化してきました(まだまだ、足りない部分は多々あります)。
では、あなたは過去の災害から何を学び、準備しましたか?
以上、よろしくお願い申し上げます。
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