民間技術職が公務員へ転職、しかも事務職へ。試験でやりがちな失敗
社会人採用って事務職がほとんど。技術職の俺じゃムリそうだなぁ~
この記事はそんな不安を持つあなたに用意しました。
この記事では、技術職だったわたしが事務系公務員の受験の時に意識したことをお伝えします。
ご訪問お待ちしておりました。
民間技術者から事務系公務員へ転職したおとたまです。
公務員の社会人採用もかなり一般的になってきましたね。
最近は台風などの災害の影響もあり、技術職の採用も増えてきましたけど、そのほとんどが事務系職員の採用。
まぁ、公務員はその大半が事務職なので仕方がないんですけどね。
もちろん、事務職だからと言って民間企業で技術職だった人が受験できないわけではありません。
でも、民間企業で技術職だと事務職に合格するできるのかなぁ?って思いますよね。
もちろん合格できるよ。わたしもそうだったし。
なにを隠そう、わたしも民間企業で10年以上技術職でしたが、事務系公務員として合格し働いています。
試験の時に、技術職(理系)がやりがちな事を注意して、あなたという存在をちゃんとアピールして伝えれば、技術職でもちゃんと事務系公務員に合格できますよ。
チャレンジしてみませんか?
- 事務的な仕事経験が求められているわけではない
- 民間時代の仕事の棚卸し
- あなたが苦労したこと、工夫したこと
- 技術的のことはあえて言及しない
- 私がやらかした面接での失敗
- 失敗の次の面接では専門性を封印
- アピールするのはあなたの仕事感
事務的な仕事経験が求められているわけではない
事務系公務員というと法律的な知識とかって思いがちですが、全くそんなことは求められていません。
だからと言って、事務系公務員に応募しておきながら技術的な専門用語ばかりの志望動機だったり面接でもダメです。
求められているのは、
- あなたがどのように仕事に取り組んできて
- その経験をどのように活かせるのか?
です。
民間時代の仕事の棚卸し
あなたがまず始めにやることは、論文の下書きでも面接の練習でもなく、あなたがこれまでやってきた仕事の棚卸しです。
最近の仕事からさかのぼって思い出して書き出しましょう。
- どういう立場で
- どれくらいの期間
- どれくらいの人たちと
- その成果は何だったか
まずはこれらのことを思いつくだけ書き出してみましょう。
あなたが苦労したこと、工夫したこと
次はそれぞれの仕事のなかで、あなたが苦労したこと、工夫したことを書き出しましょう。
どちらかだけでもかまいません。
苦労したこと、工夫したことを書き出したら、それに対しての結果を付け加えましょう。
苦労したことであればどうやって克服した、または、しようとしたか?
工夫したことであれば、どういう結果に結びついたか?
たいして難しいこと、大きな成果じゃなくていいんです。
毎朝のミーティングで認識統一を図り不用意な手間を省いたとか、図で共有して効率が図れたとか。
具体的でなく抽象的な成果でも十分です。
技術的のことはあえて言及しない
ここで理系がやらかしがちなことが専門的な内容を説明すること。
論文であれ面接であれ、おそらく相手は文系出身の公務員です。
専門的なことを言われても、それがどれくらいスゴいことなのか理解できません。
さらに、あまり専門的なことばかり話すと、あなたの仕事がスゴく専門的なことなんだと誤解しかねません。
公務員の仕事の相手は一般市民です。
素人にいかにわかりやすく説明するか、というのも公務員にとって重要な資質です。
私がやらかした面接での失敗
わたしは前職(前社)が化学系の企業でした。
仕事内容を丁寧に説明しましたが、それが逆効果でした。
私の仕事の中では比重が小さかったサンプル採取や簡易分析まで説明したせいで、面接官に「あなたが志望すべきは事務職ではないのでは?」という疑問を抱かせてしまいました。
結果、やたらとその点を面接でつっこまれてしまいました。
わたしが携わっていたのは工程管理や品質管理などの監理系。
アピールすべきはリーダーシップだったり折衝能力だったり、協調性です。
専門的なことはそれらのアピール点にとって説明する必要はありませんでした。
結局、その面接試験は不合格でした。
失敗の次の面接では専門性を封印
失敗した面接の次の自治体では専門的な話は封印しました。
もちろん仕事の説明はするんですが、細かい事は一切言わず現場監理でのアピールを全面に出しました。
理系的な視点は、最近気になることだったり、その他の質問などの時に匂わす程度。
わたしが受験したときは、ちょうどiPS細胞が話題の時期だったので、その話題については少し熱く語りすぎました。
しかし、地味だけどスゴく重要なこと、だけどすぐに結果が見えないこと、といった基礎研究の重要性と公務員仕事の共通点を理系らしい視点で話せて、面接官からは「なるほどね」と盛り上がりました。
結果的には理系を匂わせたことはいい方向に働いたはず(?)です。
アピールするのはあなたの仕事感
理系の人って、つい自分の専門的なことを話の中に盛り込みがちです。
それを説明しないと自分の仕事をわかってもらえないと思って。
気持ちは分かります。
わたしも理系ですから。
でも、論文であれ面接であれ、限られた分量の中であなたをアピールしなければなりません。
アピールすべきは、
POINT
- あなたがどのように仕事に取り組んできて
- その経験をどのように活かせるのか?
余計なことを盛り込む余裕はありません。
専門的なことを話してあなたを勘違いされないよう、思い切って専門性は封印するぐらいで十分です。
公務員の仕事に必要な要素にあったあなたの経験、資質をアピールするべきです。
協調性、折衝能力、リーダーシップ、共働力・・・。
公務員にとって必要な資質は案外、抽象的ですよ。
以上、よろしくお願い申し上げます。
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