お父さんのたまご焼き

おとたま

民間から公務員への転職のコツ、ときどき個人的な趣味のブログ

社会人対象の公務員試験。面接は履歴書と論文の時点で始まってる。

面接風景

どうも、おとたま(@ototama46)です。


公務員への転職活動、始めた?


民間企業等の経験者が受験できる試験はだいたい秋頃(9~11月)頃に実施されます。


申し込みはだいたい6~8月に行われますが、受験案内は早いところで新卒者と同じタイミングで出される自治体もあります。


自分が興味のある自治体の受験案内があるかどうかを調べて、論文の課題などが出ていれば早めに論文の下書きに取りかかりましょう。


その申し込みや論文の下書きの際に気にしておきたいことがあります。


それは面接官が履歴書や論文の内容から、あなたの今までの経験や思考が行政での仕事にどのように活かされるかイメージできるかどうかということ。


公務員への転職に限らず、面接は基本、履歴書などの提出したものに基づいて行われます(突拍子もない質問もありますが・・・)。


ということは、履歴書や論文の内容で自分に有利な質問をさせることができるはず。


履歴書や論文作成の時に、面接をイメージして作成しているかどうかで面接の結果が大きく違ってきますよ。



履歴書

面接で履歴書の内容を深堀りされても大丈夫か

面接官は履歴書から、あなた自身のヒトとなりを読みとるべく質問してきます。


例えば、履歴書によくある「あなたの長所・短所」とか、どう書いてますか?


そこに書いたことを、これから働くかもしれない行政としての仕事と結びつけて答えられますか?


ちなみに、わたしは「忍耐強さ」と書きました。


40代が書くにはショボい長所ですが・・・。


でも、そこを面接で聞かれました。


あなたの長所は行政の仕事にどのように活きますか?と。


わたしは、

「行政の仕事は一朝一夕には結果が出ないものがほとんどで、地道に住民との合意形成を図りながら仕事を進める必要があるので、わたしの長所である忍耐強さは、行政の仕事をするうえで役立つと考えております。」

と答えました。


例えばこれが、スピード重視のベンチャー企業の採用面接だとしたら“こつこつ地道に仕事を進める”なんて答えても、会社に合わないと判断されてしまうでしょう。


まぁ、これがいい答えかどうかはわかりませんが自分の長所と行政の仕事の特徴を結びつけるよう意識して答えました。


面接官もあなたのことはまったく知らないので、履歴書などを頼りに「この人は行政の仕事に向いているかどうか?」を面接で判断します。


履歴書に書いたことは、どこから質問が飛んでくるかわかりません。


ですから、行政の仕事の特徴と結びつけることができる内容を履歴書に記載することで面接を有利に進めることができます。


あなたには色んな長所・短所があると思いますが、ぜひ行政という仕事の特徴と結びつけやすい長所・短所を書きましょう。



論文は面接であなたの仕事への取り組み姿勢をイメーさせる内容か

論文

民間企業等経験者採用につきものの論文。


この内容も履歴書同様、面接の材料となります。


面接官は、履歴書と違い、あなたが過去の仕事から得た工夫や気づき、仕事に対する考え方や取り組み姿勢を論文から読み取ります。


いろんな立場の人と調整ができる人か?


困難をどう乗り切ったのか?


そもそも、あなたの仕事ぶりは周りから評価されていたのか?


など。


つまり、面接官は論文の内容からこの人は自分の組織にどんな貢献をしてくれるか?を見極めます。


貢献には、過去の経験からもたらす仕事への直接的な貢献(成果)もありますが、その人自身の仕事への取り組み姿勢による組織への貢献(影響)も含まれます。


どちらかというと、行政は、民間企業経験者には組織への貢献(影響)を期待していますので「わたしはこんな風に仕事に取り組んできた」というアピールを論文でできれば、面接官もそこに興味を持って質問してくれるでしょう。


つまり、「これだけ頑張りました!」と成果だけを羅列しても、その成果が行政の仕事になければ「ふ~ん、頑張ったんだね」で終わり。


面接官は、なぜそんな風に取り組むのか?何かきっかけがあるのか?とかが知りたいわけです。


論文などからリーダー経験が感じられない人が「あなたは仕事をする上で何を意識してますか?」と問われて「わたしはリーダーシップを意識して取り組んでいます」と話をしても面接官には響きません。


上辺だけの言葉は見抜かれますよ。


ぜひ、あなたの仕事感を実体験を盛り込んでアピールするためにも、面接官がその点を質問したくなるような論文を作りましょう。



まとめ(面接を有利に進めるには)

Vサイン

面接で深掘りされてもいい内容が履歴書や論文にかかれているか?


これを意識するだけでも、すでに面接で一歩先を行ってると言ってもいいでしょう。


まずは、一次試験のペーパーテストで合格点をとる必要がありますが、ペーパーテストの勉強と同じくらい履歴書と論文は時間をかけるべきです。


しかも、履歴書や論文は申し込みと同時に提出、もしくは、履歴書だけ申し込み時に提出して、論文は試験当日に筆記試験の場合がほとんどです。


つまり、申し込みの時点で採用試験は始まっているんです!


周りよりもスタートダッシュをかまして、合格を目指しましょう。


以上、よろしくお願い申し上げます。


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