お父さんのたまご焼き

おとたま

民間から公務員への転職のコツ、ときどき個人的な趣味のブログ

社会人に朗報!!公務員試験の倍率は高い?!倍率は数字ほど関係ない

ネクタイを締める男性
ご訪問いただき、ありがとうございます。

おとたま(@ototama46)と申します。

社会人経験者採用って倍率、高いんでしょ?

見た目の数字にまどわされたらダメだよ。

この記事は、公務員に転職したいけどたくさんの人が受けてて倍率高いから難しそうだなぁ~って、思っているあなたの不安を解消できます。

なぜなら、社会人対象の公務員試験で公表されている競争倍率と実際の競争倍率は、だいぶ違うんですよ。

この記事では、社会人対象の公務員試験はどんな人が受けて合格しているのか、そして競争倍率は実際にはどうなのかを紹介します。

この記事を読んで、食わず嫌いにだった社会人採用の公務員試験での転職にチャレンジしてみようと思っていただければ幸いです。


社会人対象の公務員試験はどんな人が受けているのか

受験風景

こちらの記事にも書いていますが、ホント色んな経歴の人が受けて合格し一緒に働いています。
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わたしの役所でも、やっと職員の1割強が社会人採用となってきました。

結構、同じ部署にも実は社会人採用という人がフツーにいます。

わたしの役所は社会人経験採用を始めて20年目ぐらいですが、最近、管理職になる人も出てきました。

それぐらい、今の役所にとってなくてはならない存在になってます。

社会人対象の公務員試験は本当に競争倍率が高いのか

表彰台

これは平成30年度(平成31年入庁)の福岡市役所の社会人経験者の受験結果です。

試験結果
平成30年度社会人経験者採用選考実施状況より

これを見てどう感じます?

72倍って、やっぱり高いじゃん・・・

チョット、チョット待って。

この数字を鵜呑みにして諦めるのはもったいない!

この倍率は単純に受験者数/合格者数で算出した数字。

社会人採用なら受験資格がないに等しいので誰でも受けられるし、公務員試験はタダなので「とりあえず受けてみようかな。偶然でも合格したらラッキーだし」みたいな人もたくさん受けます。

一次試験はマーク式なので、無勉強でも受かればラッキーみたいな人がむしろ大半です。

だいたい2~3割が真剣に試験勉強(毎日1時間+休日4時間とか)に取り組んで受験してると思われます。

そう考えると、実際の競争倍率は15~20倍程度

福岡市なんかは人口も150万人と政令指定都市の中でも大きな方なので、そのほかのもっと人口が少ない都市だと10~15倍ぐらいです。

決して低くはありませんが、あきらめるほどの高倍率でもない気がしませんか?


社会人対象の公務員試験の穴場は専門職と大きな自治体

穴場

公務員への転職といっても、地元の自治体の事務職だけが候補ではありません。

視野を広く持ちましょう。

土木や建築などの専門職

先ほどの福岡市の受験結果を改めて見てください。

倍率がほかに比べて低い分野がありますよね。

そう、建築職。

公務員というと窓口などの事務職のイメージが強いんですが、特定分野の専門職も採用しています。

土木、電気、機械、建築、保健師、障害者対応の経験者、生活保護担当など。

わたしも役所に入るまで知りませんでしたが、色んな分野の専門職がいます。

専門職の競争率は単純に計算(受験者数/合格者数)しても低めです。

理由は、専門職のなので元々の受験者数が少ないうえに、まだまだあまり知られていない。

もし、受験できるスキルを持っているなら今のうちがチャンスです。

東京都の23区や政令指定都市など規模の大きい自治体

やっぱり規模の大きい自治体は比較的たくさんの人を採用しています。

人口10万前後の自治体だと合格者は1~2名のところがほとんど。

受験者の中に1人でもスーパーマンがいると終わりです・・・。

もともと職員が少ないんですから、採用者が少ないのは当然といえば当然ですよね。

その点、規模が大きい東京23区や人口が100万前後のいわゆる政令指定都市だと、もともとの職員が多い(数千人~数万人)から採用人数も多い。

だから、1人、2人スーパーマンがいても大丈夫。

凡人が合格する可能性が高くなります。

その分、受験者も増えるので倍率は高めですけど、1人しか採用するつもりがない自治体より合格する可能性は圧倒的に高いですよね。

さらに、規模が大きな自治体の方が行政ニーズが多いので、色んな経歴が役に立つのも凡人が合格できる確率が上がります。

社会人対象の公務員試験は狭き門なのか

狭き門のイメージ凱旋門

公務員試験の倍率は高いと言われがちですが、数字に惑まどわされることなく冷静に見ると、意外と高くはありません

わたしの役所では、5年ぐらい前は20数名が事務職の社会人採用で合格していました。

たぶん、実質の競争倍率は10倍なかったんじゃないでしょうか。

最近は落ち着いてきて10名前後が毎年、合格している状況です。

受験者も500人前後で横ばい状態なので、実質の競争倍率は10~15倍ぐらい。

民間が不景気になれば、必ず公務員志望は増えます(これを「官民反比例の法則」と言います)。

また最近は大企業において45歳以上でリストラ・早期退職なんて話もあり、そうなると、本来優秀なのに年齢だけで切られる人が公務員への転職になだれ込んでくる可能性もあります。

だからこそ、民間が本格的に不景気になる前の今が大チャンスタイムです。

企業にリストラされる前に、あなたから飛び出してしまいましょうよ。

チャレンジしてみませんか?

以上、よろしくお願い申し上げます。